カジノ法案とパチンコ
カジノ法案(準備法案)が可決されてはや一月。
様々なニュースやブログを読んでも、いまいちパチンコ業界への影響がわからない。
いや、もちろん私がバカなだけかもしれないのだけど…
準備法案の可決から一年以内に実施法案が可決されることで、具体的なカジノの建設が始まる。
まあ、現状のままだとほぼ間違いなくなく可決するだろう。
このカジノ法案の浮上により急に注目されだしたのが「パチンコ依存症」。
何を今更…って感じなんだけど、とにかくカジノに反対したい人の主張としては、
「パチンコ依存症が問題になっているから、カジノを作ったらもっと大変なことになる。カジノを作る前に、パチンコ依存症問題の解決が先だろう」というもの。
カジノができるまでこの問題についてパチンコが矢面に立たされている限り、スペックの改悪は続くだろう。
「勝っても負けても遊戯と呼べる」くらいまで射幸性の高い台は規制されていく。
スペックは悪くなり遊戯人口の減少に歯止めは効かないから、ホールは一人頭の回収率を上げなくてはいけない。
また、パチンコが現在三店交換という非常にグレーな交換方法で成り立っていることも、矢面に立たされる原因の一つとなっている。
その点に関しての内閣の認識は、「風営法の規制の中でやっている限り、違法性は無い」というもの。
つまり、これからカジノが国内に建設されギャンブルとして認められるようになっても、
パチンコはあくまでも風営法の下で管轄されている「遊戯」であり、パチンコの換金については今のまま合法とは認めません、ということ。
警察の管轄にいる限り、警察の仕事は「パチンコ業界を規制すること」
規制に歯止めをかける方法の一つは、公営ギャンブルになること。
公営ギャンブルの仕事は、売上をたくさんあげて国庫にたくさんお金を入れること
だが、パチンコがもしも公営ギャンブルとして認められるとしたら、平等性が絶対条件となる。
今までの釘調整は一切できない「封入式」となると、これまでの方法での勝ち方は難しくなる。
どっちみち今まで勝ってきた人にとっては、厳しい現実かもしれない。
これからパチンコは、
全て封入式となり、
完全な運任せの遊戯で、
一日中遊んでも生活に支障をきたさないほどの収支しか出ない
そんなところに落ち着くのかもしれない。
そうすると当然パチンコで食べていくことは出来なくなる。
パチプロがいなくなると、一般のお客さんだけになる。
そこがパチンコ業界の下げ止まりだとしたら、その後はどうなる?
数千円勝った負けたと楽しむパチンコファンを増やして、業界を改善していくためには何が必要だろう。